自分~生きにくいと自覚した頃~
生きにくさを本格的に感じたのは小学生だった
入学直後から人とどう関わればいいのかわからなかった
まず最初にやったことは唾液で風船を作ることだった
何を当時の自分は思っていたのかわからない
人と関わる術がわからない僕はニュースを真似することを選んだ
しかし当時の僕は人が死ぬようなニュースしか知らなかった
それを聞いた周りは僕が死ねと言って回っているように受け取った
僕は不本意だった
そして家で叱責された
なぜ叱責されなければならないか
強い憤りを覚えた
叱責されるたびに今ここにピストルがあったらと思った
ゲームチェンジャーがピストルだと当時の僕は思っていた
学校でも叱責された
廊下に立たされたりベランダに立たされたりした
そして軽いいじめのようなものにもあった
掃除道具を入れるロッカーに閉じ込められたりした
悔しかった
なんで自分だけがこんな仕打ちを受けなければならないかと
そんな僕の心の拠り所はよく学校に置いてあるような歴史の学習漫画だった
僕は特に明治維新以降の歴史を好んでいた
なんでこんなにできないんだろう
自分はダメな存在だ
とことんまで自己肯定感は低くなっていった
その頃から病院にも通いだした
何だか生きにくい
そう感じるようになったのもこの頃からだった
しかし小学校3年生の春に転機は訪れた…